平成29年7月15・16・17日 会場:石川県西田幾多郎記念哲学館
シンポジウム「西田哲学とフランス哲学」発表要旨
〈自覚〉する身体―西田のメーヌ・ド・ビラン評価から見えてくるもの(杉村靖彦)
西田幾多郎と「模倣」の問題――タルドへの小さな言及の波紋(合田正人)
*非会員の大会参加 西田哲学会第15回年次大会は、西田哲学会非会員の方も参加することができます。会員の皆さまのお知り合いで興味のある方がいらっしゃいましたら、お誘い合わせのうえ、ぜひお越し下さい。非会員の方は、3日間中の最初の2日間は、参加費500円が必要となります。最終日のみの参加は無料となります。 西田哲学会第15回年次大会への参加をご希望の方は、下記の申込書にて郵送又はFAXで西田哲学会事務局までお申込みください。
→西田哲学会第15回年次大会 非会員申込書
西田哲学会 第15 回年次大会 プログラム
会場:石川県西田幾多郎記念哲学館(石川県かほく市 内日角井1)
平成29 年7 月15 日(土)
10:40-12:35
○『善の研究』講読(入門講座)〔4F会議室〕
担当:松本直樹(同志社女子大学)、太田裕信(愛媛大学)
『善の研究』第2編第4章を読む ※各自、『善の研究』テクストをご用意ください。
○研究発表Ⅰ〔哲学ホール〕
1)髙橋勝幸(南山宗教文化研究所)「中動態の文法について ― 西田哲学理解の道筋」
司会:水野友晴(日独文化研究所)
2)末村正代(関西大学)「鈴木大拙の名号観 ― 一遍から妙好人へ」
司会:名和達宣(真宗大谷派教学研究所)
3)山内翔太(京都大学)「西田哲学における情意とその表現 ― フランススピリチュアリスムとの比較から」
司会:日高明(京都大学)
12:45-13:45 理事会〔4F会議室〕(理事・幹事のみ)
14:00-14:05 かほく市長挨拶〔哲学ホール〕
14:05-14:10 西田哲学会会長挨拶〔哲学ホール〕
14:10-17:10 講演会〔哲学ホール〕
司会:白井雅人(立正大学)
14:10-15:40 講演Ⅰ 浅見洋(石川県西田幾多郎記念哲学館)
「現代看護学と西田哲学の接点 ― 終末論的思惟」
15:40-17:10 講演Ⅱ 竹内整一(鎌倉女子大学)
「哲学の理由(わけ)― 西田幾多郎・「かなしみ」の哲学」
18:00-20:00 懇親会〔河北亭〕
平成29 年7 月16 日(日)
9:30-12:05 研究発表Ⅱ(2会場にて開催)
第1部会〔4F会議室〕 1)服部圭祐(京都大学)
「京都学派における哲学の現代性 ― 三木清の「人間学的存在論」と戸坂潤の「イデオロギー論」
司会:竹花洋佑(大谷大学)
2)大角康(京都大学)「統一的直覚 ― 純粋経験の彼方としてのその根柢」
司会:熊谷征一郎(京都大学)
3)城阪真治(関西学院大学)「中期西田哲学における意志と行為の問題」
司会:松本直樹(同志社大学)
第2部会〔哲学ホール〕
1)上野徳識(明治大学)「人間性とまこと ― 初期西谷啓治における道徳と宗教の関係について」
司会:板橋勇仁(立正大学)
2)森野雄介(大阪大学)「『自覚における直観と反省』における瞬間の身分」
司会:太田裕信(愛媛大学)
3)内藤希(一橋大学)「田辺哲学における質料概念の形成 ― 西田哲学における場所論との関係から」
司会:嶺秀樹(関西学院大学)
4)佐野之人(山口大学)「何故西田は『善の研究』において道徳から宗教への移行を語らなかったのか」
司会:氣多雅子(京都大学)
12:10-12:55 特別発表〔哲学ホール〕
「《日本哲学》がなぜ可能なのか:西田幾多郎との《対話》より」
遊佐道子(西ワシントン大学)
司会:大熊玄(立教大学)
13:45-14:15 総会〔哲学ホール〕
林永強(獨協大学)
「”Tetsugaku Companions to Japanese Philosophy”について」
14:20-17:00 シンポジウム「西田哲学とフランス哲学」〔哲学ホール〕
司会:上原麻有子(京都大学)
パネリスト:杉村靖彦(京都大学)
「〈自覚〉する身体 ― 西田のメーヌ・ド・ビラン評価から見えてくるもの」
合田正人(明治大学)
「西田幾多郎と「模倣」の問題 ― タルドへの小さな言及の波紋」
平成29 年7 月17 日(月・祝)
国際哲学交流シンポジウム「西田哲学 ― 間文化の視点で」(Nishida’s Thought and Intercultural Philosophy)
〔哲学ホール/使用言語:ドイツ語、英語、日本語〕
9:30-9:45 挨拶 コーディネート・司会 大橋良介Prof. Dr. Ryosuke Ohashi
(日独文化研究所所長/西田哲学館名誉館長)
9:45-10:15 報告
アントニオ・フロレンティーノProf. Dr. Antonio Neto Florentino (ブラジル・カンピナス大学)
Die Rezeption der Philosophie der Kyoto Schule in Brasilien
「ブラジルにおける京都学派の哲学の受容」
10:15-12:30 発表
10:15-10:55 モニカ・キルロスカール=シュタインバッハDr. Monika Kirloskar-Steinbach
(ドイツ・コンスタンツ大学)
Die Idee Interkultureller Philosophie: Was können wir von Nishida Kitarô lernen?
「間文化哲学の理念 ― われわれは西田幾多郎から何を学ぶことができるか?」
10:55-11:10 休憩
11:10-11:50 マルチェッロ・ギラルディDr. Marcello Ghilardi (イタリア・パドヴァ大学)
Traces of Interference: intercultural aspects in Nishida’s Thought
「混信の痕跡 ― 西田哲学の間文化的側面」
11:50-12:30 ゲオルク・シュテンガーProf. Dr. Georg Stenger (オーストリア・ウィーン大学)
“Von der Welt her denken” – Nishidas Relevanz für die Interkulturelle Philosophie und Phänomenologie
「世界から考える ― 間文化哲学と現象学にとっての、西田の重要性」
12:30-13:15 昼休憩
13:15-14:15 討議
(※なお、今回の年次大会は、石川県西田幾多郎記念哲学館の「2017 国際哲学交流シンポジウム」との共催事業となります)